登山靴はメンテナンスで長く使える!その方法とおすすめ商品 - ハルのナビ通信
※当サイトではアフリエイト広告を利用しております

登山靴はメンテナンスで長く使える!その方法とおすすめ商品

登山靴
記事内に広告が含まれています。

 登山靴は、登山を安全で快適に行うために欠かせないアイテムです。

 でも登山靴で歩く道は過酷な条件の所が多くて、汚れも酷くつくので適切な手入れをしないと

 劣化が進み、本来持っている性能も落ちてしまいます。

 そこで今回は、登山靴を長持ちさせるための手入れ方法やおすすめ品などを、解説します。

メンテナンスの必要性

 主な理由は、大きく分けて2つあります。

   1,登山靴を長持ちさせる

   2,登山靴の破損に気づくことが出来る

詳しく見てみましょう。

登山靴を長持ちさせる

  靴のソールに使用されているポリウレタン樹脂は、何もしないで置いておくだけでも空気中の

  水分などで劣化が進みます。

  その劣化スピードは、メンテナンスと保管場所に気をつけることで遅らせる事ができます。

登山靴の破損に気づく

  メンテナンスする時は、登山靴を触るし良く見ますよね。

  すると、ソールがすり減っている・アッパーとソールの結合部分が剥がれている・アッパー

  に傷がある・靴紐が傷んでる・・・等々に気が付く事ができます。

  もし登山中に下のような事が起こったら、困るし危険ですよね。

   登山をしている途中で靴底が剥がれてしまった・・・

   雨が降った時や川を渡る時に浸水してきた・・・

   靴ひもを結び直そうとしたら、切れてしまった・・・・・

このような事は、日々の手入れをしている中でチェックしていく項目なのです。

 

登山靴って洗えるの?

 良く質問として挙がってくることですが、ハッキリ言うと登山靴は洗えます! 

 私が登山を始めた頃は、登山靴は洗えない物と言われていたので、靴底の土を落としてアッパー

 にブラシをかけて汚れを落とすだけという手入れ方法でした。

 でも登山靴は日々進化しています。

 子供が履くスニーカーのようにジャブジャブ洗う事は出来ませんが、正しい方法で行えば外側だ

 けでなく内側も洗う事が出来るんですよ。(^^)

登山靴を洗う手順

インソールを外す

  靴を脱いだら1番にしておきたいのがインソールを外すということです。

  マイカーで出かけた人は、車に戻って靴を脱いだら直ぐにインソールを外しましょう。

  インソールは、1日履いて足から出た汗を吸い込んでいるので、そのままにしていると湿気

  が靴の中に広がってしまうからです。

  靴のアッパーは、吸湿放湿機能が備わっていますが、靴の底に貯まった湿気は靴底のゴムを

  通して外に排出される事はありません。

  だから湿気がインソールと靴底の間に溜まってしまうのを防ぐ為に、インソールは出来るだ

  け早く外した方が良いという訳なんです。

  外したインソールは、靴の中に踵を下にして立てて入れておくと良いでしょう。

  これは、テント泊でも小屋泊でも同じことです。

靴紐を外す

  靴ひもを外した事が無い人や外した回数が少ない人は、外す前に写真を撮っておくのが良い

  ですね。

  どのように紐が通されていたか判らなくならない為に、目に見える形で残しておきましょう

  靴紐の下などは、土埃・落葉の中を歩く事での葉っぱのかけら・ぬかるんだ所を歩いた時の

  泥などなど、かなり汚れていますよ。

靴底の泥を落とす

  先に土や泥を落としておかないと、他の場所を洗う時に付いた水などが靴底に回って泥水と

  なり、靴全体を汚してしまうからです。 

  また、靴底の土や泥は登山口を出たところで出来るだけ落としてから帰って来てください。

  その理由は、土中には植物の種や微生物や動物が持っていた病原菌などが付いているからです

  それらを付けたまま歩き回ると、アチコチの植生に影響を及ぼしてしまうし、病原菌を広めて

  しまうと、ペットや人間へ影響が出てしまう事もあります。

   公共機関を使う人は、電車やバスの車内を汚さない為にも綺麗に土を落としてから乗るよう

  にしましょう。

  人気のある登山口付近のトイレや駅の入り口には、靴底を洗う場所が設けてある所もあります

  そういう場所があったら、その場所で綺麗にしましょう。

ブラシをかける

  大まかなホコリや土汚れを落とすために、ブラッシングします。

  この時に、絶対してはいけないことは強く擦ること

  登山靴のアッパーには、撥水加工・吸湿放湿機能などが備わっていますが、ゴシゴシ擦ってし

  まうと、これらの加工が取れてしまうし素材を痛めてしまうからです。

  使うブラシは靴用の物であれば何でも良いのですが、ブラシ部分は柔らかい物が良いです。

  こういうブラシがあると、アッパーの素材を選ばずに使えるし革靴などにクリームを延ばす時

  にも手を汚さず使えます。

水洗い(靴の外側)

  ブラシで落ちない汚れや、酷い土ホコリの中を歩いた時などは水で洗い流すことをおすすめ

  します。

  私は、いつもアッパーから靴底まで全部水洗いしていますよ。(^^)

  この時に、靴の中側へは水が入らないように気をつけましょう。

  中側は、あまり濡らしてしまうと乾きにくいからですが、「あっ!入っちゃったぁ」くらいは

  全然大丈夫ですよ。OK

  またアッパーを洗う時は、柔らかくて手に収まるくらい小さいスポンジを使うのが良いです。

  その理由は、紐通しの周りなど細かい所も洗いやすいし、履き口のところもギリギリまで良

  く洗えるからです。

  ヌバックの場合は、素材を痛めない為に専用のブラシを使うのが良いと思います。

  どの登山靴も、ソール部分は靴洗い用の硬いブラシが良いですね。

  登山靴のソールは溝が深いので、柔らかいブラシだと溝の底まで届き難いし掻きだし難い

  からです。

  また靴洗い用のブラシは、持ち手側の端っこがヘラのようになっているので、溝に挟まった小

  石を掻きだすのにも便利です。

  ソールの溝は、メーカーや靴によって様々な形状をしているので、靴洗い用ではイマイチやり

  難いって感じた時は、ヘッドが小さくて硬めの歯ブラシを使うのもおすすめです。

  日本の土壌は、どこでも大体が弱酸性なんです。

  土がソールに残っていると、酸によって劣化を速めてしまうので、しっかり洗ってください。

水洗い(靴の内側)

  まず逆さにして靴をトントン叩きながら、中に入り込んだ小石や葉っぱや枝などんのゴミを

  出してしまいます。

  手で触って見て、ザラザラした汚れや酷く湿った感じ(汗など)が無ければ中のゴミを出す

  だけで洗わなくても大丈夫です。

  もしホコリが入ったような感じや湿った感じが有った場合には、硬く絞った雑巾で拭くか水

  で濡らして硬く絞ったスポンジを使って、優しく擦るとかなりサッパリします。

  絶対に強く擦らないでくださいね。

  内側にも様々な機能が施されているのが、登山靴なのですから。

  それでも汗臭さを感じた時は、除菌消臭スプレーをかけておくと良いですよ。

水洗い(中敷きと紐)

  中敷きと紐も水洗いをしておきましょう。

  物によっては洗えない中敷きもあるので、洗濯表示を確認してくださいね。

  中敷きには、吸汗速乾機能が備わっているものもあるので、ウェア用洗剤を使うと良いです。

  紐は、普段洗濯する時に使っている洗剤で大丈夫なので、手の中で擦り洗いをしながら痛ん

  でいる所は無いか、切れそうな所は無いかのチェックもしておきましょう。

  水や洗剤をつけて洗えない場合は、硬く絞った雑巾で拭いて除菌スプレーをかければOKです。

 

しっかり乾かす

  靴を洗ったら、まず乾いたタオルで全体を拭いて、水分を良く吸い取っておきましょう。

  そのひと手間で、靴の乾燥時間がずっと早くなるからです。

  乾くのに時間が掛かり過ぎるという事は、濡れた状態が長く続くということなので素材に負担

  が掛かったり、形が変形してしまう場合もあるからです。

  干す場所は、日陰で風通しが良い場所です。

  直射日光は、生地の劣化に繋がるからNGです。

  乾かす時は、乾いたタオルや新聞紙を中に入れて置くと早く乾きますよ。

  その日の湿度にもよりますが、1~2日かけてしっかり乾かしましょう。

 

防水スプレーを

 中も外も綺麗になった登山靴は、次回の山行に向けて防水・撥水スプレーをかけておくのが良い

 でしょう。

 洗ったことで、登山靴が本来持っている防水・撥水機能が剥がれてしまうからです。

 もちろん、完全に機能が失われる訳では無いので安心してくださいね。

 ただし、強く擦らないなどの注意は守ってくださいね。

 また防水・撥水スプレーをかけておくことで、靴に汚れが付き難くなるというメリットもあり

 ます。

   ゴアテックス素材の物は、透湿機能を損なわない為に、専用のものを使ってください。

ゴアテックス素材かどうか分からない時は、ゴアテックス専用のものを使っておく方が安心ですね

スプレー類は有害な物が多いので、必ず屋外で立っておこなってください。

また、近くに植物や洗濯物が干して無いなど、場所に気をつけて使ってくださいね。

 

靴の保管場所

 靴の手入れと言うと??って感じだと思いますが、保管場所はとても大事です。

 登山靴に良く使われているポリウレタンは、湿度が高い環境だと劣化が早いという素材です。

 なので保管場所も、重要になってくると言う訳です。

NGな場所

  購入した時の箱の中。

  ビニール袋の中。

  車に積みっぱなし。

  下駄箱の中。

  直射日光が当たる屋外。

これらは、全てNGな場所なんですよ。

なぜかと言うと、高温多湿になる場所だからです。

登山靴の保管に適した場所

 風通しの良い室内がベストな保管場所ですが、玄関に出しっぱにして置く・下駄箱下のスペース

 に置く・他のギアが置いてある部屋へ置くなどが適した場所です。

 家は玄関が北側で、冷たい空気と室内の温かい空気が触れる場所なので湿気が多いんです。

 このような環境の玄関の場合は、玄関に置きっぱなしや下駄箱の下に置くのは良く無いですね。

 なので我が家では、ザックなど他のギアが置いてある部屋に、靴用のトレーを置いてそこに並べ

 ています。

私のは右から2番目だけ。(^^;)

私の靴だけ、すのこを使って湿気を避ける対策をしています。(^0^)

他の6足は、全て主人の物ですが、山によって履き分けをしているんですよぉ。 

保管して置く時の靴は

  靴紐や中敷きは、外したままにして置くのが良いです。

  紐を掛けたままにしておくと、折れ曲がってる場所にテンションがかかって痛みやすいから

  です。

  中敷きも外して置けば、湿気を吸って靴の中の湿度を上げてしまう、という事が無いので良

  いですね。

  我が家の靴は、週に1回使う物は洗って乾いた後、中敷きも紐も元通りにしています。

  滅多に履かない物の中敷きは、穴あきの袋(購入した時の物)に入れてます。

  靴紐は、レザーの物で長期に出番が無い場合は、キッチリ履き口まで締めて置いた方が型崩

  れしにくいから良いそうですよ。

  レザーでは無い物は、紐を緩めに掛けて1番上は結ばない状態で、置いています。

  私の靴は今年で5年目?6年目?で、週に1回の登山で使っていますが、まだまだ現役で使え

  る状態を保っています。

  流石に履き口のところは、少し擦れてしまっていますけどね。(トップ画像)

  上の写真で1番右のゴツイ物は、既に13年ものです。(^0^)

  ソールは1度張り替えをしただけですが、未だに使っていますよ。

  私も全く同じ物を持っているのですが、ソールの張り替えを2回(3年おきに)したら

  足に合わなくなってしまって、張り替えたのにお蔵入りして今は飾り物になってます。

  ソールの張り替えは出来るものの、古い物を剥がす時に少し削る必要があるようで、その微

  妙な違いで、合わなくなってしまう事もあると言う説明を受けていました。

 

まとめ

 登山靴のメンテナンスについての話しは、いかがだったでしょうか?

 え~?!  とか  ドキッ  とかされた方もいるかもですね。^^ 

 でも、このように適切なメンテナンスをして適切な場所に保管をしていれば、私の靴が証明して

 いるように何年も使う事ができるのです。

 色々な山へ、一緒に苦労しながら歩いた相棒ですから、愛情をもってメンテナンスしてあげて

 いつまでも楽しい山行を共にしたいですね。

 レザーの物は、時々クリームを塗って栄養を与えていれば、ひび割れを起こす事も無いですよ。

 また、洗って乾かした後に撥水防水スプレーをしますが、出かける前にもスプレーしておくと

 更に強化されるので、おすすめです。(^^)

 それから上の商品画像は、全てクリックするとショップに入れるので、気になった物があったら

 クリックしてショップで見てくださいね。

 また、水洗いでは落ちない汚れは、下のクリーナーを使うと綺麗に落ちるので使って見てくださ

 いね。(^^)/

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました