登山者必見!高山病の全てを知り、安全に楽しむためのガイド

登山&アウトドア

 

 

今回は、登山者が知っておくべき『高山病』について詳しく語りたいと思います。

(トップ画像は、私が2016年8月11日~13日に行った時のものです)

 

高山病とは?

高山病を理解しよう。

 高山病(こうざんびょう)は。高地で低酸素状態に置かれた時に発生する

 症候群です。(症状のことを指しています)

 そして、高山病は『病』と文字が付いていますが、いわゆる『病気』とは

 別扱いになるようです。

 また最近では『高度障害』と呼ぶことも多いようです。

 

高山病に見られる症状

 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・脱力感・ふらつき・めまい 等

 が主な症状です。

 これらの症状が、標高の高い山(約2500mくらいから)で起きた場合は

 直ぐに対処する事が重要です。

 頭痛やめまい・ふらつき等は、私の場合1000mに満たない山でも起こります

 そんな時は、少しゆっくり歩いたり水分補給をすれば、次第に治まっていきます。

 こういった対処法も書いているので、じっくり読んで頂きたいと思います。

 

 

高山病の危険性は?

 高山病は、疾患を抱えている人がなり易いと聞いたことがありますが

 疾患を抱えてる=高山病になる という訳ではありません。

 喘息・高血圧・糖尿病・冠動脈疾患・慢性閉塞性肺疾患などの疾患は

 低酸素状態になる事で悪影響を与える可能性があるようです。

 

高山病は予防できるの?

 これをしたら絶対に高山病にならない・・・は無いです

残念ながら、完全な予防策はありません。

ただ、高山病になり難くする方法はいくつかあります。

TVなどで外国の山に登山隊が登った・・・という話しを目にした事もあると思います。

その時、ある程度の高さにベースキャンプを構えて、1週間くらいをかけて

「硬度順応してる」という姿も見たかと思います。

少し登っては降りて来て、また少し高くまで登っては降りて来る、と言うのを繰り返し

身体を高度に慣らしていくのです。

 

まず、登山口へ行く時です。

電車やバスで行く場合は、途中に駅で止まりながら時間をかけて上がって行きますね。

だから車で行く時も、直通で行かずに途中のコンビニなどに寄って休憩しながら進んで

行けば、多少でも硬度順応の行動がとれることになります。

 

更に少しでもリスクを減らす行動はあります。

 ★水分をしっかり摂る

  水分が不足すると、血液がドロドロになって血流が悪くなってしまいます。

  身体の隅々まで酸素を運んでいるのは血液なので、血流が悪くなると酸素不足に

  なってしまうという訳なんです。

  高山病は、低酸素状態になった状態だと上で説明しましたね。

  水分不足➡血流の悪化➡体内酸素不足➡高山病 という図式が出来てしまうのです。

 

ゆっくり歩く

 これは身体を硬度に順応させるためです。

 車で登山口へ行く時も、途中で休憩しながら高度にならすとお話ししましたね

 歩く時も同じです。

 特に、急な斜面を登る時や岩場を登る時などは、一気に高度が上がりがちなので

 ゆっくり・ゆっくりを心掛けましょう。

 また急な所を登ると、息がキツクなってしまいますよね。

 ハーハー酷く繰り返していると、酸素が体外へ多く出てしまうので、あまり息切れ

 しないペースで(人と会話が出来るペースが良いと言われています)歩きましょう。

 

息切れした時の呼吸法

 鼻から息を吸いましょう。

 ハーハーしている時は苦しいので、ハーハーする前から呼吸もしっかり意識して気を

 使いながら行いましょう。

 鼻から吸う事で、腹式呼吸がしやすくなり多くの酸素を体内に取り込むことが出来る

 からです。

 他の記事で、登山には知識も必要と言うことを書いたと思います。

 フラットフィットのように、足の着き方から呼吸の仕方まで、慣れるまではしっかり

 意識して行う事が大事なんですよ。(^^)

 

登山前日はアルコールを飲まない

 アルコールは、脱水症状を起こします。

 ビールを飲むとトイレが近くなりますよね。^^

 体内の水分が不足すると・・・は上に書きましたのでお分かりと思います。

 

前日は、しっかり体を休めて睡眠時間もしっかり確保しましょう。

 私も遠くの山へ行く時は、入浴後に家を出て駐車場へ向かい車中泊する事が多いです

 すると、どうしてもグッスリ眠れ無いし体も疲れます。

 そんな時は、高山病で無くても辛い山旅になってしまいますからね。

 また高山病になるのは、高い山へ登り慣れていない人と言う訳でもありません。

 その日その時の体調によって、何度も富士山へ登っている人だって高山病になる事も

 有りますからね。

 体調を整える事は、どこの山へ行くにも大事なことです。

 

体を締め付け過ぎないこと

 ズボンのベルト・タイツの締め付け・ザックのウエストベルトの締め過ぎ など

 腹部を圧迫するような状態になると、腹式呼吸がし難くなるからです。

 少しゆとりを持たせると良いですね。

 

高山病になってしまったら

 高山病らしき症状が出たらどうしたら良い?

まずは、体を横にしましょう。

ザックやシートなどを敷いた上に、横になって体を休めます。

また、横になる事で呼吸がし易くなります。

頭を高くするかどうかは個人差があるので、とにかく息がし易い体制になることです。

救急救命では、頭を下げて顎を上げると気道が確保されると言ってますが、意識があれば

そこまでする必要は無いと考えます。

本人が楽だと感じる体制が1番良いでしょう。

 

次に、ベルトを緩めるなど体を締め付けている物を外したり緩めましょう。

もし眠ってしまいそうだったら、体を起こして何かに寄りかかるようにしてください。

眠ってしまうと、呼吸が浅くなったり回数が少なくなってしまうからです。

 

水分は、しっかり摂るようにしてください。

また頭痛が酷い時は、鎮痛剤を飲んでも良いと思います。

ただ鎮痛剤は、効き過ぎると眠ってしまう事もあるので、普段から使い慣れている薬

を持ち歩くのが良いですね。

また高山病予防薬として病院で処方される『ダイアモックス』という薬もありますが

これは処方薬なので、病院へ行かないと手に入りません。

その他には、漢方薬の『ごれいさんりょう』というのが、高山病の症状に効く薬です。

処方薬も漢方薬も「予防のために先に飲んでおこう!」と言うのは止めましょう。

実際に高山病になったとしても、症状が抑えられていて気が付かず登山を続けた結果

下山後に酷い状態になってしまう事もあるからです。

上の方に書きましたが、疾患が有った場合には悪化する可能性もあるからです。

また心臓や肺に疾患が無いから大丈夫と思っていても、適切な水分補給や歩行ペース

エネルギー補給などを怠ったがために、山の中で発症してしまう事もあります。

先に薬を飲んだことで、異変に気づけなかったら・・・・怖いですねぇ。

 

そして休んでも薬を飲んでも、ハッキリした回復を感じられなかったら

速やかに下山しましょう。

高山病は、高度が高い所で発症し易い症状なので、高度を下げれば治ってしまう

事も多いからです。

「せっかくココまで登ったのに」と言う考え方は絶対に持たないでください。

これは『天気』の所でも話したかと思いますが、『山は逃げない』『勇気ある撤退

この2つの言葉は、常に頭の中に置いて考えてくださいね。

もし重症化してしまったら、脳浮腫や肺水腫などになって呼吸困難で死に至るケースも

あるという怖さを持っている高山病ですから。

 

まとめ

高山病と言う言葉は良く聞く言葉です。

でも、悪化すれば『死』と言う文字も見えて来る、とても怖い症状なのです。

完全に防ぐ事は出来ませんが、リスクを減らすことは出来ます。

上記の★をつけた項目のところです。

高山病には、リスクを減らす対策と症状が出てしまった時の対処が、とても重要です。

登山をする時は体調を整えて、水分補給や山の歩き方、休憩の取り方、呼吸法などなど

しっかり学習して、実際の登山で身に着けていってくださいね。

そして、安全で楽しい登山を行いましょう。(^^)

 

       参照:『山おかめ』さん

 

 

 

 

 

 

 

 

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