日帰り登山で埼玉県皆野町の破風山へ行って来ました。 /
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日帰り登山で埼玉県皆野町の破風山へ行って来ました。

大前山 ~ 破風山(埼玉県)
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皆野町の登山&ハイキングマップは、皆野町役場産業観光課窓口で貰えるそうです。

ホームページに載っていないコースも、実踏によるコースタイム付きで書かれているようなので

これを見て、破風山へはどのコースが自分に適しているか?を考えて、計画を立てると良いと思い

ます。

遠くて役場まで取りに行かれないと言う方は、自分の住所を書いて切手を貼った封筒を入れて郵送

して頂く事も出来ると思います。

皆野町役場に確認はしていませんが、他の役場の観光課からは郵送でマップやパンフレットを頂い

た事があるので、出来ると思います。

返送して頂く封筒は、少し大きめの物を使った方が良いですね。頂ける地図の大きさが判らないで

すからね。

皆野町役場の住所は、〒369-1412 埼玉県秩父郡皆野町大字皆野1420-1

電話番号は、0494621230 です。

皆野町のホームページには、ハイキング情報や熊の出没情報なども掲示されているので、確認する

と良いと思います。(青字をクリックしてくださいね)

また地図を見る事も出来ますが、小さくて見にくいので役場から頂いた方が良いと思います。

皆野町地図

さらに今回私が歩いたコースの登山口は、とても不便な所にあるので車で行く方が良いですね。

バスは、1時間に1本で全く無い時間帯もあったからです。

それでは、コースタイムが短くてマイナーなコースをご紹介します。

 

埼玉県の破風山

最短コースを歩く

 過去に2回登っているのですが、私には一般的なコースはキツくて辛い思いをしているので今回

 は全く初めての最短距離のコースを選びました。

 行ったのは、2023年12月30日です。

登山口近くの駐車場

 ここは登山者のための駐車場では無く、観光トイレを使う人用の無料駐車場なので停める場合は

 出来るだけ奥の端っこに停めるようにしましょう。

 

   ここに車を停めました。
   道路は真っ白!

 真っ白に見えてますが、これは雪では無くて霜のような感じでした。

 凍っている場所もあって、滑るので慎重に歩かなければなりませんでした。

登山口に到着

 駐車場から水潜寺方面へ20分ほど歩いたら、登山口に着きました。

 でも滑る道をゆっくりあるいたので、寒い季節で無ければもっと早く着くと思います。

 すっごく寒くて、耳当てを使ったほどでした。

  登山口に到着。寒かったぁ
 上に見える小屋は石灰窯焼き跡です。

左の写真の看板が目印で、道を渡った所が右の写真で登山口です。

登山開始

登山道に入ると薄暗い樹林帯で、地味にキツイ登りが長く続きました。

日差しが届かないので凄く寒いし、テンションが上がらず早くも足に疲れを感じていました。

登って行くと、すっごく狭い登山道になって右手の上には住居が建っていました。

先へ進むと車道に出て、住居が数件並らんでいました。

YAMAPでは、歩いた場所を航空写真の3D映像で見ることが出来るのですが、この住宅地は山の中

で孤立している状態の場所でしたね。

3D映像は、FacebookからURLを取っているので、Facebookに登録していない人は見れないかも

知れません。汗

大前山へ

天狗山への道と大前山へ向かう道の分岐がありましたが、コースタイムを見て私の体力を考えた

上で天狗山へは行かずに、破風山への距離が短い大前山へ向かう事にしました。

ここの登山道は狭くて急な上りが続き、ふくらはぎへ負担が掛からないように気をつけながら歩い

たのですが、ドンドン足に疲労が溜まって行きました。

やっぱり、破風山は止めれば良かったかなぁと思ってしまったほどでしたが、稜線に上がると素晴

らしい眺めと日差しの温かさが私を迎えてくれました。

   稜線に上がりました。

それまで上がらなかったテンションは、日差しに温められて一気に上昇。(^^)

まるで春のような温かさに、足の疲れを忘れてしまうほどでした。

岩場登場

 主人も少し考えながら登っていました。
真下から見ると中央に足場がありません。

先に主人が登ったので足や手を置いている場所を見て、私ならどうやって登るかを頭の中で考えて

みました。

岩場や急な所を登る時などは、このシュミレーションがとても大事です。

登り始めてしまうと、体は岩肌にくっついてしまって周りが良く見えなくなるからです。

 

右の写真は、一見すると簡単に登れそうに見えますが、鎖の垂れている場所から写真中央に登る時

足の置き場が無くて(届かなくて)左へ回ろうと考えたのですが、左からの方が上まで登るのに苦

労しそうだったので、中央を突破する事に決めました。

足は岩の表面に当てるようにして、腕の力で体を持ち上げて通過しました。

このように鎖が垂れている所では、両手で鎖を持ってはいけません

その理由は、少しの重心移動で体が傾いてしまったり振られてしまって危険だからです。

 

片手で鎖を握って、もう一方の手は岩を掴むか掴む所が無くても、手で岩を触っているようにす

れば身体が振られる事は少なくて済みますから。

これは『三点支持』 『三点確保』 と言う岩場を安全に登る為に大事な動き方です。

 

三点支持  三点確保

 どちらも意味は同じです。

 岩場では、両手と両足を使って上り下りします。

 その時に動かすのは4本の手足の内1本だけにします。

 つまり残りの3本の手足はしっかりと岩を捉えている、これが『三点支持』『三点確保』です。

 これにより、体が左右に振られる事無く、安定して上り下りが出来るという訳です。

 これは、小さな岩場でも大きな岩場でも全く同じ方法で登ります。

 頭で判っていても、最初の内は手と足を同時に動かしてしまうので、ちょっとした岩場が出て

 来たら、頭の中で「三点確保(支持) 三点確保(支持)」と唱えながら動いて、練習をすると

 良いでしょう。

 また練習だけでは無くて、実際に岩場を登る時も頭の中で唱えながら登ると、確実に動けますよ

 

眺めがとても良い

   振り向くと天狗山

登り切った所で周りを見ると、天狗山や街並みが良く見えました。

低山だから、家々が大きく見えますけどね。(^^;)

駐車場からの道ではスゴく寒かったのに、急な所を登っていたら汗ビッショリになるほど暑くなり

ました。

でもテンション上がっているから、キツイと感じることも無くて楽しかったですよ。

登った先には石像がありました。

首が無い!

しっかり作られた石垣の上に鎮座していましたが、首はありませんでした。

周りを見ても落ちていなかったので、管理されている方が持ち帰ったのでしょう。

登山をしているから山の神様へは、いつもご挨拶をして安全登山を祈願します。

大前山 山頂到着

 とても狭い山頂でした。(^^;)

 山頂と言うより、登山道の途中が少しだけ広くなっている所って感じで、私が居る場所は後ろギ

 リギリでしたからね。

 この写真の右側にも、2~3人がくっ付いて立てる位の場所はありましたが、座って休むほどの

 スペースは無かったですよ。

山頂表記も小さい。

破風山へ向かう

 大前山から先の多くは細尾根で、よそ見をしていたら踏み外してしまいそうな感じでした。

 尾根というのは、両側にそこよりも高い所が無い道を言いますが、細尾根というのは文字通りに

 細い尾根道のことです。

 場所によっては、肩幅も無いような所もあります。

 その多くは両側が切れ落ちているので、滑落したら命を落とすか大怪我をするような所です。

 眺めが良いことも多いのですが、周りを見る時は必ず立ち止まり写真を撮る時は足を動かさない

 これを守ってください。

大前山山頂を出て直ぐにところ。
写真を撮る時は必ず足を動かさない

しばらく続く細尾根

 クネクネしながら細尾根は長く続いて、広くなったと思ったら大前山からの下山でした。

 急な下りで鎖も着いていますが、地面に着くような場所にあったり膝位の位置にあったので逆に

 邪魔と感じてしまいました。

 こういう鎖やトラロープが有る場所は、足やストックに引っかからないように注意して歩いてく

 ださいね。

 登る時にはキツイので、鎖を持って登るのかなぁ?

鎖が足やストックに引っかからないように気をつけよう

下ったら登る

下ったら今度は登る、これは登山アルアルですね。

登りっぱなし下りっぱなしという所もありますが、登ったり下ったりの有った方が使う筋肉が変わ

るので疲れ難かったりします。

   下の写真は、私の大好物の岩や根っこの登りです。ルンルン

真下から見るとこんな感じ。

こういう場所では、鎖が根っこや岩に引っかてしまっていることもあって、かえって危ないことも

あります。

根っこがしっかり掴めるのなら、鎖を使う必要はありませんよ。

鎖が有ったら絶対に鎖を持たないとダメ なんて事は無いですからね。^^

取りつく前に全体を良く観察する

目の前に上の写真のような場所や、もっと前にあった岩場などもそうですが、登り始める前に全体

を良く観察しましょう。

ここに足を置いてこっちを持って、その上はこうやって登って・・・と頭の中でシュミレーション

しておくことが大事です。 

登り始めてしまうと体と斜面が近すぎて、上下左右がが見えなくなってしまい、知らず知らずの内

に曲がってしまって、顔を上げて見たら違う方向へ進んでた・・・という事もあります。

そのためにシュミレーションしておく、という訳です。

また登り始めた後も夢中になり過ぎないで、時々顔を上げて進む方向を確認しましょう。

皆野アルプス武蔵展望台

 登り切った所は展望台でした。

低山だけど、岩登りがあり根っこ登りがありでこの展望の良さがあるから、お得感が満載の登山コ

ースなのです。(^^)

岩場の急降下

   岩場の下降。
 岩の方を向いて下りていきます。

岩場を降りる時は

岩場を降りる時は、岩の方を向いて後ろ向きに下って行きます。

その理由は、岩を背にして下った場合ザックが岩に引っかかったり、ぶつかったりして最悪の場合

後ろからドンッと突かれたような状態で前に飛び出してしまうからです。

慣れないと「足元が良く見えないから怖い」と感じるみたいですね。

山の中で出会った初心者さんが言っていました。

でもこれは、そう感じるだけの事でお腹の方から足元を確認する事が出来ます。

たまに、足を置く場所がカーブしてて見えないところも有りますけどね。^^;

岩や斜面から身体を離す事を怖いと感じてしまうことが、大きな要因だと思います。

しっかり岩や根っこに掴まっていれば、大丈夫なんですよ。

私は登山を始めた頃、前向きに降りて怖い思いをしているので、初めて後ろ向きで降りた時こっち

の方が全然楽!!って感じましたよ。

 

もし出っ張りがあって本当に足の置き場が見えない時は、あまり下の方へ足を伸ばさずに近くの場

所で足を動かして、どこか足がぶつかる所が無いかを探ります。

足にぶつかった物が有った場合は、そこを蹴って崩れてしまうかどうかを確認してください。

崩れなかったら足を置いて、着地したことを確認してから片方の腕を下して体の横辺りを掴みます

掴んだら上になっている腕を、体の横まで下ろしてしっかり掴みます。

両手が体の横辺りでしっかり掴んだのを確認してから、残った足を下に伸ばし着地出来る場所を探

ります。

これを繰り返して、下まで降りて行くと言う訳です。

もしも、足で探っても着地出来る場所が無かったら・・・・

自分の左右に足を置けるような場所が有る場合は、足で左右の壁を押しながら体を支えて少しずつ

手足をずらしながら降りて行きます。

でも、この方法は筋力と勇気が必要なので、どうしても無理!って思ったら来た道を戻って下山

ましょう。

気持ちがマイナスに向いている時は、無理をすると事故や怪我をすることが多いからです。

自分には、この道は無理だったと諦めた方が良いです。

鞍部の札立峠に到着

軽く上り下りを続けて札立峠に着きました。

鞍部というのは、高い所と高い所に挟まれた低い部分のことです。

     広い札立峠
札立峠の中央に神様がいました。

札立峠の由来が書いて有る物があったので、それを見た後に移動したら中央に神様がいる事をすっ

かり忘れて踏んでしまいそうになりました。(^^;)

ここでも、山の中を歩き回る事のお許しを得て安全を祈願しました。

ここまで来れば山頂はもう直ぐ、この急な所を登ったら山頂です。

山頂直下は、どの山も急登 ^^;

 

 

山頂は360度に近い展望

夏は木の葉っぱがあって見え難いかも知れませんが、冬は良く見えますよぉ

動画で話しているので、音量を上げて見てくださいね。(^^)

両神山  奥秩父の二子山  武甲山  武甲山の近くの二子山 は確認できました。

この日は、とても良い天気だったけど遠くが少し霞んでいたのが残念でした。

日差しが暑くて、薄い長袖の上に半袖を重ねただけの服でも汗ばむほどでした。

私は、この山頂へ来る前から既に足が限界に近い位に疲れていました。

足の疲労が酷い時に足を冷やしたり座ったりすると、私の足は直ぐに激攣りしてしまいます。

だからご飯を食べてる時も、ずっとストレッチを続けていて1回も座りませんでした。

やっぱり私にとって、破風山は相性が悪い山みたいです。

距離も時間も短いのに、これほどまで筋肉疲労が激しいんだもの。><

私が座れないので、ご飯を食べたら下山開始です。

下山開始

水潜寺へ向かう

まずは、先ほどの札立峠まで戻ります。

ここは分岐になっているので、水潜寺方向へ向かいます。

関東ふれあいの道

下山は『関東ふれあいの道』で、とても整備されて道標もしっかりあるので迷う事も無いです。

『関東ふれあいの道』というのは、環境省が管轄する道で正式名称は『首都圏自然歩道』と言うよう

ですよ。

道標にも、しっかり『関東ふれあいの道』と書いてありますけどね。

1都6県で、総距離1.800kmだそうです。

関東ふれあいの道

ここだけしか無いというのがビックリするくらい、私は良く歩いていますよ。

関東ふれあいの道

上の写真は、もう少しで下山できるという辺りです。

特に急な所も無かったのですが、既に太ももの筋肉は限界を向かえていたので、太ももの付け根が

痛くて、スタスタ歩くことが出来ませんでした。

下山しました

下山に掛かった時間は、約30分でした。

            出て来たのは、右側にある熊の絵の所です。

ここから車道までは急な下りなのですが、足が痛くて仕方なかったので後ろ向きに歩きました。

前に向いて歩くと膝や太ももが痛い時、後ろ向きに歩くと全く痛く無くて大股で歩けるんですよ。

道の凸凹などに気をつけて、やってみてくださいな。楽ですよぉ。(^^)

車道に出るとバス停があったので、ちょっと見たけど・・・・

  水潜寺まえのバス停
  本数が少な過ぎでしょう。(0 0;)

バスの本数、少な過ぎですよね。

この辺りに住んでいる方は、車が無かったら大変ですね。汗

車道は、凍っていた水分が少し溶けてシャリシャリになっていました。

シャリシャリだから余り滑らなかった

今まで汗をかいて歩いていたのに、急にこんな寒い所に出て筋肉が冷えたせいか車に戻って靴を

脱いでいた時に、両足が激しく攣ってしまいました。

でも直ぐに治まったので、膝のサポーターを外していたら右足が硬直してしまいました ><。。

激痛に「痛い!! 痛い!!」と叫び続け、喉が痛くなったり息が止まりそうになりましたが

主人が太ももを擦ってくれて少しずつ治まって来たので、まだ攣ってはいたけどストレッチを

始めたら、ようやく攣っているのは治まったのですが、硬直するほどの激しい攣り方をすると

長い時間ずっと痛みが残ります。

帰りに寄った温泉で、ゆっくり温まったり水風呂に足を浸けたりしていましたが、その最中も

足の裏や指が攣っていました。^^;

家に帰ってからシップを貼ったのですが、元旦になっても痛みは続いていたのでした。

あ~~~、やっぱり私は破風山と相性が悪いんだわぁ。

アチコチに居た神様に嫌われてるのかなぁ?

もう、本当にもう2度と行かない!! って決めました。(^0^)

 

 

 

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