山で温かいご飯が食べたい!ガスバーナーとクッカーのおすすめ /
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山で温かいご飯が食べたい!ガスバーナーとクッカーのおすすめ

ご飯を作る
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山の中で温かい物を食べたり飲んだりすることは、格別に美味しさを感じて嬉しいひと時です。

でもガスも水道も無い山の中で、温かいご飯を食べる為には、ガスバーナーとクッカー、そして

水も持って行く必要があります。

車で行くキャンプと違って、苦痛にならない重さや大きさ、そして何より標高が高い所でも使え

るガスバーナーやガス缶を用意する必要があります。

また、ご飯を作ったり食器にもなるクッカーも欠かせませんね。

カップラーメンを食べたり、コーヒーを飲むだけなら『山専ボトル』という長時間温度を保つ水

筒があるので、それを使えばガスバーナーやガス缶やクッカーも必要無くなり、軽くて簡単に温

かいご飯を食べる事も出来ます。

今回は、しっかりお料理をしたい方から、荷物を減らして簡単に温かいご飯が食べたいという人

にも役に立つように、ガスバーナー・ガス缶・クッカー・水筒・山専ボトル、またその他に必要

なものまでを解説します。(重要事項もあり)

ぜひ最後まで読んで頂きたいと思います。

 

山ご飯を作る為に必要な物

ガスバーナー(ストーブ)

 燃焼板(火が出る部分)と鍋を支えるゴトクで構成されています。

 ゴトクは折りたためてコンパクトになるので、持ち運びに便利です。

 また点火装置が付いているので、ライター不要で火を点けることができて火力調節もつまみを

 回すだけで出来ます。

 上の物は、火が出る部分(燃焼板)が大きいので、鍋底全面に均等に火が当たりムラ無く加熱で

 きます。

 ただ重量が300gあって少し重いというのと、燃焼板が大きいので収納は箱型になり持ち運び

 に少し嵩張ります。

 

 

 こちらの物は火力がとても強くて、重量は116gと軽量なうえにコンパクトなのでコッヘルの

 中に入れても、折り畳みのスプーンやフォークまで一緒に収納できます。

 これは、『一体型』と言ってガスカートリッジ(左の黄色い缶)に繋げて使うタイプです。

 

 

こちらは、『分離型』と言って、ゴトクとカートリッジが離れている物です。

ごつく見えますが、重量は167gと軽量でコンパクトに収納でき、自動点火やゴトクが畳める

と言うところは上の物と同じで火力も強いです。

地面に近くてゴトク部分が大きいので、一体型より鍋を乗せた時に安定感がありので、数人分を

作るなど大きめの鍋を使う時には、コチラが良いと思います。

 

ガスカートリッジ

 家庭で使う様な形のCB缶と言われるカセットボンベ缶と、OD缶と言われるアウトドア缶の

 2種類があります。

 左がCB缶で右がOD缶です。

 CB缶はホームセンターやスーパーでも購入できて、OD缶よりも価格は手頃ですが寒さに弱く

 火力が安定しないと言うのが特徴ですが、上の物はパワータイプで寒冷地でも使えると説明され

 ています。

 また飛行機で出かける方は、ガスの持ち込みが出来ないので現地で簡単に買えると言う点では

 良いかと思います。

 OD缶で注意して頂きたいのは、『レギュラー』と『ハイパワー』があるということです。

 低山や暖かい時期でしたら『レギュラー』でも十分なのですが、寒い時期や標高が高い山へ行く

 時は『ハイパワー』でないと、火力が弱くなってしまってお湯も沸かせない、なんて状況になっ

 てしまいます。(経験あり ^^;

 なので1年中使いたいと言う方は、ハイパワーをおすすめします。

 またOD缶は、コッヘルの中に入る大きさなので、運ぶ時にも嵩張らず安全に運べます。

 内容量が多いロング缶がありますが、泊りで3日~4日それ以上の縦走する場合以外は必要ない

 と思います。

 小さい缶でしっかりお料理をしたとしても、何回も使えるので大丈夫ですよ。

 ハイパワーのOD缶は、下の物が一般的です。

クッカー(コッヘル)

 鍋と器の両方の機能を持っていて、煮る・炒める・焼く・炊飯 などが出来て、炒めたり焼いた

 りに適したフライパンもあります。

 蓋の部分は、作った物を取り分ける器として使うことが出来ますよ。

 収納は入れ子式に重ねられ、内側にはガスカートリッジのOD缶や折り畳み式のスプーンやフォ

 ーク・ガスバーナー(小さい物)まで入れられます。

 ただ、中に物を入れる時は傷つかないように、ハンカチなどを間に挟んでくださいね。

 最初は「インスタントラーメンを作ったりお湯を沸かすくらいだから何個も要らないよぉ」って

 思うかも知れませんが、慣れて来るとお料理もしたくなってきますから。^^

 後から買い足すと、割高になる事もあるので出来れば最初から、大きい鍋・小さい鍋・フライパ

 ンなどがセットになっている物を購入すると良いと思います。

クッカー(コッヘル)と食器

クッカーの素材は3種

アルミ

  熱伝導率が良いので調理時間が短くて済み、燃料の節約になります。

  ただ凹み易くて傷つきやすく、錆びやすいというデメリットもあります。

  でも最近では、ハードアノダイズド加工と言って、アルミの弱い部分を改善するための表面

  処理加工がされているものが多く、硬度と耐久性が高くなっています。

チタン

  軽くて丈夫で口当たりも良いので、食事の器としても向いています。

  でも熱伝導率が悪く均等に熱が伝わらないので、炊飯には向いていません。

  お湯を沸かしたり、インスタントラーメンを作ったり、レトルトの温めならOKです。

ステンレス

  硬くて丈夫で錆びや焦げにも強く、値段も安いです。

  ただし熱伝導率が悪く、重いので登山には向いていません。

クッカーの大きさ

  1人で使うだけなら500mlの物でも良いのですが、2人分のラーメンを作ったりご飯を

  炊いたりレトルトの袋を温めるなどする場合は、1ℓ~1.5ℓサイズが良いと思います。

  また、細くて高さが有る物より太くて高さが余り無い物の方が、熱伝導率は良いし料理がしや

  すいので万能型だと思います。

その他お料理に必要なもの

水を入れる物

 お料理する時は、何を作るのにも水が必要ですね。

 ナルゲン水筒やプラティパス水筒と言われるものがありますが、普段使っているマイボトルや水

 筒で十分だと思います。

 ちなみに泊まりで山へ行く時は、丸めて収納できるプラティパス水筒が良いですね。

 容量は、0.8L~6.0Lのタンク型の物までありますが、2Lを使っている人が多いです。

   ※ナルゲン水筒とは、お湯が入れられるけど保温機能は無い水筒です。

   ※プラティパス水筒とは、水を入れる為だけの袋状の物でコンパクトに丸められます。

 保温性の高い水筒に自宅からお湯を入れて来れば、冷めたとしても水から沸かすよりは早く沸く

 ので調理時間を短くする事が出来るし、燃料の節約にもなります。

 また『山専ボトル』なら、お湯の温度80℃以上を6時間、60℃以上を24時間も保てるので

 そのままカップ麺を作ることも出来ますよ。

   ナルゲン水筒                   プラティパス水筒です。

    山専ボトルです。0.9ℓのもの          0.75ℓのものです。

 

  上のテンピーク超保温ボトルは、山専ボトルの上を行く、84℃を6時間以上保持となって

  います。

  寒い時は、カップラーメンに注いだお湯が冷めてしまうので、入れるお湯は少しでも熱いも

  のの方が良いですね。

カトラリー

  意外と忘れがちなのが、お箸やスプーンなどのカトラリーです。

  常にコッヘルと一緒に置いておく癖をつけると良いでしょう。

  もし忘れてしまった時は、落ちている枝を拾って消毒できるウェットティッシュで良く拭いて

  ナイフを持っていたら、鉛筆を削るように口にする部分の皮を剥けば箸の出来あがりです^^

キッチンペーパー

 水で洗い流す事が出来ない山では、使用後の鍋やカップの汚れはキッチンペーパーで拭き取らな

 ければなりません。

 この時ポケットティッシュでは、水分が多いと何枚も使わないと拭き取れませんが、キッチンペ

 ーパーなら2枚もあれば十分です。

 山ご飯で注意して頂きたい事があります。

 これは、山の中で過ごす時の決まりなので「少しくらい・・・」「自分だけなら」という

 考え方は持たないでくださいね。

 それは、飲みきれなかったカップ麺の汁を、山の中に捨てる事は禁止ということです。

 何も入って無いお湯も捨てる事は禁止です。

 食べ物をこぼした時は、必ず拾って持ち帰りましょう。

 その理由は、土の中の微生物が死んでしまい、山の中の生物循環が崩れるからです。

 だから汁やお湯は飲みきってしまうか、キッチンペーパーを中に入れて吸い込ませて持ち帰るよ

 うにしましょう。

予備として用意しておく物

 ライター

  バーナーには点火装置が付いていますが、気温が低かったり標高が高い所では上手く着火し

  なくなることがあります。

  そんな時の為に、ライターを持って行くことをおすすめします。

  単にライターと言っても、押すだけで点く電子式ライターは気圧の低い高山では着火しない

  ので昔からある回して点けるフリント式を持って行きましょう。

  テント場で「オイルは有るのに火が点かないのでライター貸してもらえますか?」と言われ

  た事が何度もありますが、良く見ると皆さん電子式ライターでした。 ^^;

  火が点かなければ何も作れませんから、必ず昔からある『フリント式』を持って行きましょう

 

まとめ

  山頂で温かいご飯を食べれば、登山の疲れも吹き飛びます。

  是非、自分好みのバーナーやクッカーを見つけて、美味しい山ごはんを楽しんでくださいね。

  ただし『山の中の決まり』は必ず守ってくださいね。

  1つの悪い例をお伝えします

   登山者のマナーが悪すぎて、地主さんが登山道を使わせないという事で行かれなくなった

   山があると言うことです。

   登山者のマナーとは、上に書いたように汁・お湯・食べ物を山の中へ残す事や、登山道以

   外を歩いてしまうこと、草や花などを勝手に持ち帰る事、トイレの後のペーパーや汚物を

   そのまま残してしまう事などです。

 登山をする山には持ち主が居る、という事を忘れないでマナーを守っていつまでも楽しく登山

 が続けられるように心がけましょう。

今回使用した道具の画像は全て、クリックするとショップに飛べるので、じっくり見て頂きたい

と思います。

登山を楽しんで、良い景色を眺めながら美味しいご飯を食べて、山を満喫しちゃいましょう^^

 

 

 

コメント

  1. […]   『ご飯を作る』という所で、クッカーやバーナーなどもご紹介しているので […]

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